犬はかぶを食べられる?生や葉は大丈夫?適量や与え方の注意点

春の七草の一つでもあるかぶは、くせがないので洋食・和食ともに大活躍の野菜ですね。
栄養も豊富なので、「愛犬にもぜひ食べさせたい」という飼い主さんも多いのではないでしょうか?
でも、人間の食べ物の中には、犬が食べられないものも多いため、「そもそも犬にかぶを食べさせても大丈夫なの?」と気になりますよね。
そこで今回は、犬がかぶを食べてもいいのか、また食べさせるなら生や葉も大丈夫なのか、など徹底特集します。
どのぐらいの量を目安に食べさせるのかも確認しますよ。
犬はかぶを食べられる?生や葉は大丈夫?
かぶには、犬にとって中毒となる成分は含まれていませんので、犬がかぶを食べても大丈夫です。
加熱してもいいですし、生のままでもOK。
また、根の部分より栄養豊富と言われる葉の部分も調理法によっては、犬に与えることができますよ。
ただ、かぶには犬が消化を苦手とする食物繊維や、ある病気の犬には与えたくない栄養素も含まれています。
また、かぶに含まれている辛味(からみ)成分が苦手という犬もいます。
愛犬が好んで食べないようなら、無理強いしないようにしましょう。
かぶを犬に与える時の適量や与え方
それでは、かぶを犬に与える時の適量や与え方について、みていきましょう。
体重5kgの犬の場合、20g程度を目安に
かぶには、食物繊維やその他の栄養素が豊富に含まれていて、犬が摂取できる量には限界があります。
そこで目安としてほしいのが、20gという数字。
体重5kgの小型犬には20g程度を目安にしましょう。
かぶ20gというと、中サイズのかぶの5分の1程度の量になります。
体重10kgなら40g程度を、体重20kgなら80g程度を目安にするといいでしょう。
中サイズのかぶ1つがだいたい100g程度なので、体重10kgの場合は半分以下、体重20kgの場合は8割程度の量になります。
ただ、この量でも多すぎる子もいます。
胃腸の強さに関しては個体差もあるため、少しずつ様子をみながら与えてみましょう。
生でも加熱しても、細かく刻むこと
かぶには、食物繊維が豊富に含まれています。
犬は進化の過程で徐々に雑食性となりましたが、もとは肉食。
食物繊維の消化も苦手ではなくなっている子もいますが、まだまだ苦手とする子が多いようです。
消化を良くするには、生で食べさせるとしても加熱するとしても、かぶの繊維を断ち切るように細かく刻んで与えることが大切です。
生のままの方が摂取できる栄養素は多くなりますが、消化に不安がある場合は、コトコトとじっくり煮込んだものを与えたほうがいいでしょう。
その際はもちろん、塩やしょうゆ等で味付けするのは厳禁です。
かぶの葉の場合は、必ず加熱して細かく刻み、少量を
かぶの根よりも、より多くの栄養素が含まれるということで、かぶの葉を犬に与えたいと考えている飼い主さんもいらっしゃると思います。
かぶの葉の場合、注意すべきはその繊維量です。
かぶの根部分より、多くの食物繊維が含まれているため、必ず加熱して与えることが条件となります。
じっくりと火を通し、柔らかくしたかぶの葉を、さらに細かく刻むことで繊維を断ち切りましょう。
また、与える量も、かぶの根のように体重5kgで20gは、やや多すぎです。
ほんの少量をパラパラとフードにトッピングして与える、という程度にしておきましょう。
犬がかぶを食べるメリットや健康効果
それでは次に、犬がかぶを食べるメリットや健康効果について確認していきましょう。
炭水化物の消化を促すジアスターゼが含まれている
犬にドッグフード以外の食べ物を食べさせる時に不安なのが、きちんと消化吸収してくれるかということですよね。
実は、かぶには、犬が消化を苦手とするでんぷんの消化を助けてくれる「ジアスターゼ」と呼ばれる消化酵素が含まれています。
愛犬が胸やけを起こしていそうな時に、かぶをすりおろしたものを少量与えると、消化不良の改善が期待できるかも。
ただし、ジアスターゼは熱に弱い性質があるため、加熱するとその効果は期待できません。
ジアスターゼの効果を得たいなら、生のかぶを与えることがポイントとなります。
殺菌効果に期待大のイソチオシアネートも
かぶは、比較的クセの少ない野菜ですが、ほんの少しの辛味を感じることがあると思います。
この辛味成分は、イソチオシアネートと呼ばれるもので、大根やワサビなどに含まれる辛味成分と同じものです。
イソチオシアネートは、非常に殺菌効果が高い成分として知られており、食中毒などを予防してくれる効果も期待できます。
また、血液をサラサラにする効果や、解毒効果、がんを抑制する効果、胃粘膜を健康に保つ効果など、様々な健康効果が期待される成分です。
イソチオシアネートも、生で摂取することによって効果があらわれます。
抗酸化作用に期待大!かぶの葉にはβカロテンやビタミンCが豊富
かぶの根部分とかぶの葉とでは、かぶの葉の方が栄養価が高いと言われています。
その主な違いは、抗酸化作用があるとされるビタミンCやβカロテン等の含有量。
まず、強い抗酸化作用が期待できるβカロテンに関しては、根部分には含まれず、葉のみに含まれます。
さらに、ビタミンCも根より葉のほうが4倍も多く含んでいます。
葉のみに含まれているビタミンとしては他に、同じく抗酸化力の強いビタミンEがあげられます。
抗酸化作用のあるビタミンを摂取することによって、免疫力をアップさせ、皮膚や被毛を美しく保ち、ガンを抑制し、老化を予防するという効果が期待できます。
犬はかぶを食べていいけど注意点が!
犬はかぶを食べても大丈夫ですが、いくつか注意点があります。
確認しておきましょう。
食べ過ぎると消化不良で下痢や嘔吐
かぶの中には、食物繊維が含まれています。
犬は食物繊維の消化が苦手な場合が多いため、食べ過ぎると消化不良を起こして下痢や嘔吐(おうと)に苦しむ場合があります。
上記でご紹介した適量を守り、大量にかぶを食べさせるということがないようにしましょう。
アレルギーの可能性
かぶは、比較的アレルギーを起こしにくい食材と言われていますが、どんな食材でもアレルゲンとなる可能性はあります。
生まれて初めてかぶを食べる場合は、まず少量を与えて様子をみましょう。
かぶを食べた後に、皮膚や目、耳などにかゆみや赤みの症状が出たり、下痢や嘔吐がみられたりする場合は、アレルギーかもしれません。
早急に動物病院を受診しましょう。
甲状腺疾患のある犬は注意
アブラナ科の野菜であるかぶには、グルコシノレートと呼ばれる甲状腺の働きを阻害する成分が含まれています。
グルコシノレートは、犬の体内に入ることによって、ゴイトロゲンに変化して、甲状腺ホルモンをつくるのに必要なヨウ素の吸収を阻害します。
すでに甲状腺疾患のある犬には、念のため、かぶを与えないようにした方がいいでしょう。
また、現在甲状腺に問題のない犬なら、よほどの量を摂取しない限り甲状腺機能に影響を与えることはないため、それほど気にする必要はないでしょう。
かぶを使った犬の手作りごはんオススメレシピ
かぶと同じ旬のサバを使った、犬の手作りごはんレシピを紹介します。
犬の手作りご飯のレッスンを行っているドギーズスープカフェさんのかぶを使ったオススメレシピです。
焼きサバとほっこりカブ
食材(1食分・体重18kgの犬)
- サバ・・・80g
- カブ・・・半分
- かぼちゃ・・・20g
- サツマイモ・・・20g
- かぶの葉・・・4本
- しいたけ・・・1個
- 白米・・・80g
作り方
1.鯖は焼いておく。器に炊いたご飯をもっておく。
2.鍋に水を入れ、サツマイモ、かぼちゃ、椎茸を煮る。
3.煮えたらカブの葉を加える。
4.ひと煮立ちさせたら、白米の上に乗せ、サバを加えれば完成。
まとめ:ドッグフードのトッピングにかぶを活用してみよう!
今回は、犬にかぶを食べさせる場合の注意点についてお伝えしました。
かぶは、犬にとっても嬉しい栄養素が含まれている食材です。
生のままでも与えられるので、手軽ですよね。
ドッグフードのトッピングにかぶを活用してみましょう。
ただし、適量を守って、くれぐれも犬の身体の負担にならないようにすることが大切です。