トイプードルの平均寿命は何年?ギネス最高齢は?伸ばすコツはストレスに関係
愛らしいトイプードルの魅力に取りつかれ、「今すぐにでも飼いたい!」と思っている方が心配になること。
それは、「いずれ来るお別れの日が何年先か」「平均寿命は何歳なのか」ということではないでしょうか。
トイプードルが平均して何年生きるのか、ギネス最高齢などを参考にしてみましょう。
また、平均寿命といわれる年齢に突入しても、それをクリアして寿命を延ばすことができる一番の方法はストレスの軽減。
どうすれば、トイプードルのストレスを減らして、長く一緒に居られるかを徹底解説します。
トイプードルの平均寿命は何年?
トイプードルの平均寿命は、12歳から15歳とされているのが一般的。
しかし最近は、ドッグフードの質や医療技術が進歩し、小型犬の平均寿命は年々延びてきています。
トイプードルも、16歳から17歳頃まで生きる子が増えています。
犬の中では、長生きする犬種といえます。
小型犬は、1年で人間にして4歳年齢を重ねます。
0歳から1歳までは例外で、成犬に達するほど年を取り、1歳からゆるやかに、一年に4歳という成長速度になります。
そのため、平均寿命である12歳から15歳が人間にしてどれくらいかというと、12歳で64歳、15歳で76歳に換算されます。
16歳、17歳と年を取るごとに、4歳、3ヶ月に1歳年を取ると計算してください。
つまり、16歳ともなると、人間なら傘寿を祝う年齢で、充分に長生きと考えられますね。
トイプードルのギネス最高齢
現時点で、一番長生きをしたトイプードルの最高記録は、何歳として残っているでしょうか。
アメリカのトイプードルが、ギネス最高齢として記録されていますが、20歳と298日まで生きています。
人間にすれば100歳ほどに相当しますから、かなり頑張りましたね。
小型犬は、大型犬より長生きをする傾向にあります。
また、純血種の方が遺伝病などにかかることが少ないため、健康に長生きをしやすいとも考えられています。
トイプードルなどの小型犬は、これからも平均寿命が延びて、ギネス最高齢を記録更新するかもしれませんね。
もしかすると、ギネスに載っていないだけで、もっと長生きをしたトイプードルがいるかもしれませんよ。
トイプードルの老化が始まる年齢、何歳から老犬?
犬は、7歳になるとシニア犬と呼ばれる時期に突入します。
その時期がくると身体の老化が始まるトイプードルもいますが、トイプードルのような小型犬は7歳なら44歳です。
人間でもまだ若くて健康、やや身体が言うことを聞かないことがあるかな、という年齢ですね。
同じ7歳で人間換算すると、もっと年齢が進んでいる大型犬と比べ、トイプードルはまだ若いと思っていいでしょう。
8歳で48歳、9歳で52歳と、ここまで年齢が進み始めると、身体の老化が始まります。
老化が始まるのは、もちろん個体差があります。
人間で40歳である6歳に入ったときに、もう老化が始まるトイプードルもいます。
愛犬の様子を見つつ、平均して8歳から9歳を老化の開始として、ケアを始めるようにすればいいでしょう。
トイプードルの寿命は主にストレスが関係する
犬にもストレスがかかり、精神的な圧迫を感じています。
トイプードルは特に利口で、飼い主の機嫌の良し悪しや態度の変化を敏感に察知する犬種です。
そのため、飼い主と自分との空気や関係性を考えて、ストレスを溜めてしまうことも。
人間と同じで、トイプードルもストレスから心身の調子を崩しがちになります。
すると、ストレスが原因の病気にかかりやすくなり、それが寿命に影響してしまいます。
大切なトイプードルには、ストレスを軽減したリラックスできる生活を送らせてあげましょう。
トイプードルの寿命を延ばすコツ
トイプードルの平均寿命は12歳から15歳、最近は16歳から17歳頃まで伸びていることが分かりました。
「トイプードルとできるだけ長く一緒に居たい!」と思っているあなたができる、寿命を延ばすコツを紹介します。
食事に気を付ける
犬の寿命を延ばすにあたり、普段の健康に気を付けることはとても重要。
食事も健康管理のひとつです。
ホームセンターには、手ごろな価格で買いやすいドッグフードが多く売られていますね。
中にはトイプードル専用として、トイプードルの健康に良さそうなフードもたくさんあります。
でも、安いフードを与えている方は、ちょっとその成分をチェックしてくださいね。
理想的なドッグフードの条件は、
- 穀物を多く使っていない
- 食べ物とは関係がない添加物が少ない
- 犬の健康な筋肉や骨を維持するためのタンパク質は25%以上
- 脂質は12%~15%
- 肉や魚を主原料としている
などがチックポイントです。
手作り食を与えている場合には、トイプードルの健康を維持するのに必要な栄養素がバランスよく入っているか、チェックすることが難しくなります。
これを一度、獣医さんに相談することも必要です。
散歩や運動で体を鍛える
トイプードルは軽い散歩で十分な小型犬ですが、筋肉や骨を鍛えるために、時々満足するまで走らせるなど、運動をさせるほうがいいでしょう。
トイプードルは骨が弱いというデリケートな部分があり、専門家に「割りばし」と言わしめる犬です。
高いところから飛び降りるだけで、骨折してしまうほどなのです。
犬のキャパオーバーにならない程度に、しっかり運動することで、筋肉がつき骨が丈夫になります。
ある程度の運動はさせて、丈夫な体作りをしてあげましょう。
室内環境を整える
骨がもろいところがあるトイプードルのために、滑りやすいフローリングには、カーペットを敷いてツルツル滑ることを防いでください。
転倒などで怪我をすることを予防できます。
暑さや寒さにも気を付けて、エアコンで室温調整をしてください。
高いところにジャンプして上がったり飛び降りたりしないように、ソファやベッドには、ステップやスロープをセッティングしましょう。
健康診断を受けて病気を早期発見
老化にともない、かかりやすい病気は増えていきます。
また、若いうちに隠れた病気を持っていることもあります。
理想としては、半年に一度ぐらいの健康診断を受けておくほうがいいでしょう。
触診や聴診などの一般健康診断以外に、レントゲンや採血などの検査を受けておくと安心できます。
寿命を延ばすために、普段から病気予防と早期発見につなげるよう、健康診断を欠かさないようにしてください。
トイプードルの老化のサインは?
トイプードルが老化を始めると、フワフワで豊かな被毛がパサついて弾力を失ってくるのも、サインの一つです。
今まで喜んでいた遊びに興味がなくなり、おとなしく一ヶ所にじっとしていることが多くなり、散歩や運動を好まなくなります。
老化が進み始めると、聴力も落ちてきて、人が帰ってきてもすぐには気づかないことがあります。
食欲も以前ほどではなくなり、食べないときが出ることも。
足取りがゆっくりになって、散歩に時間がかかるようになります。
寿命に関係するトイプードルがかかりやすい病気
パテラと呼ばれる膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)という病気があります。
これにかかると足が変形してうまく動かなくなり、自由に行動できなくなるため、犬の健康が損なわれて他の病気にかかりやすくなることもあります。
また、プードルはてんかんを起こしやすい犬種に含まれています。
体をぴくぴく痙攣(けいれん)させてよだれを垂らしている時などは、必ず獣医さんに診てもらってください。
僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)という心疾患も、犬に目立ちますが、トイプードルがかかりやすい病気のひとつになります。
心疾患を持つ犬は少なくはありませんが、寿命に大きく関係してくるので、健康診断を受けて早期発見と早期治療に努めてください。
まとめ
トイプードルの平均寿命が何年ぐらいかについて、まとめてみました。
ギネス最高齢では、20年を超えているトイプードルがいます。
実際には、隠れてもっと長生きをしている犬がいる可能性がありますね。
個人的に、20歳のトイプードルやその他の小型犬と何度か会ったことがありますから、ストレスがない暮らしに気を付ければ、寿命を延ばすことは現代ではそう難しくないのでしょう。
大好きで大切なトイプードルが、長生きしていつまでも一緒にいてくれるには、ストレスを取り払い、食事や運動に注意して、定期的に健康診断で病気を予防することが基本になります。
これからトイプードルを迎えようとしている方は、まずその第一歩から、トイプードルがリラックスしてストレスなく過ごせる環境を整えてあげてくださいね。
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