【東日本】犬と行ける神社14選!関東・東北・北海道・中部地方編
愛犬の健康や長寿を祈願すべく、犬と行ける神社をお探しの飼い主さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、関東・北海道・東北・中部と東日本の神社の中から、犬と行ける神社をピックアップしました。
神社での参拝マナーや注意点など、犬との参拝で気を付けるポイントも掲載。
また、神社ごとに異なる参拝方法や祈祷(きとう)の可否、話題のペット用お守りなども網羅していますよ。
そもそも犬を連れて神社に参拝していいもの?
「犬を神社に連れていくのは、気が引ける」という方も多いと思います。
その考え方は、間違っていません。
そもそも、犬をはじめとした4つ足で歩く動物は、神社仏閣では「穢れ(けがれ)」とされ、犬が境内(けいだい)に立ち入ることは禁止されるのが一般的で、一部、犬(おおかみ)を神様として祀(まつ)っている神社などで、犬との参拝が認められていた程度でした。
しかし、近年のペットブームにより、「ペットも大切な家族の一員」という考え方の浸透や、神社仏閣を管理している神主さんや住職さんが愛犬家というところも増えていて、一部の神社仏閣で犬との参拝が認められるようになっています。
そういった神社仏閣では、犬用のお守りやお札などを販売していたり、犬の祈祷を受け付けていたりします。
犬との参拝OKという神社仏閣がクローズアップされがちですが、全ての神社仏閣で犬との参拝が認められているというわけではありませんので、注意しましょう。
犬連れOKの神社に愛犬を連れて行く時のマナー
それでは、犬連れOKの神社に愛犬を連れて行く時のマナーについて確認しておきましょう。
排泄NG・リード必須・騒がない
最初に、どの神社でも共通する最低限のマナーから確認します。
その神社に参拝にくる人の中には、「犬嫌いの人」「犬にアレルギーを持つ人」が必ずいると考えて準備しましょう。
まず、排泄(はいせつ)は事前に済ませておきましょう。
境内で排泄することのないよう、万全の準備をすることが求められます。
「事前に排泄していても、どこでも排泄してしまう」「マーキングのクセがある」という場合は、マナーパンツ着用をおすすめします。
犬には、リードをつけましょう。
伸びるリードはNGです。
リードを短く持ち、参拝客の邪魔にならないように、真横に並ぶ「つけ」の姿勢で歩かせます。
もし、上手に歩けないようなら、抱っこか、もしくは、キャリーなどを準備するといいでしょう。
特に、吠えグセのある犬の場合、キャリーがおすすめです。
ペット用カートは、階段などで邪魔になる可能性があるので、神社の構造をよく調べてからにします。
なるべく、人が少ない時間帯を狙っていきましょう。
人混みの中を歩くと、普段落ち着いている犬でも、ハイテンションになって吠えてしまうということもあるかも。
人が多いと、犬嫌いの人と遭遇する確率も格段にアップするので、避けた方が無難です。
神社独自の参拝マナーについて確認
参拝したい神社が決まったら、ホームページなどで、ペット連れの際の参拝マナーなど、できるだけ細かくリサーチしておきましょう。
七五三などで祈祷を依頼するなら、事前に予約を入れる時にマナーを確認しておくといいですよ。
神社によっては「リードでつないで歩かせるのは禁止。必ずキャリーに入れること」「境内、神社周辺での糞尿禁止」としているところもあります。
関東地方の犬と行ける神社
それでは、ここからは、関東・北海道・東北・中部の犬と行ける神社を具体的にご紹介していきます。
まずは、関東地方の犬と行ける神社から!
市谷亀岡八幡宮(東京都新宿区)
有名人の愛犬や有名犬が、こぞって参拝しているという東京都新宿区にある「市谷亀岡八幡宮(いちがやかめがおかはちまんぐう)」。
予約制でペットとの祈祷も受け付けていて、犬だけでなくイグアナやヤギ、ミミズクなど、どんな動物でもOKという懐(ふところ)の広さも魅力です。
ペットと同時に、飼い主さんの御祈祷も受け付けてくれるそうですよ。
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ペットのお守りも通常タイプから、「傷病平癒(しょうびょうへいゆ)」「バンダナ」「ホルダー」「ストラップ」「護符(ごふ)」と充実。
『世界でただ一つ!あなただけの「ペットの彫り札お守り」』という飼い主さんの名前とペットの名前を入れた彫り札のお守りまであります。
お守りは、いずれも地方発送も可能なので、気になる方はぜひ問い合わせてみてくださいね。
市谷亀岡八幡宮 | |
住所 | 東京都新宿区市谷八幡町15 |
電話番号 | 03-3260-1868 |
駐車場 | 6台分あり |
公式サイト | http://www.ichigayahachiman.or.jp/ |
神田明神(東京都千代田区)
なんと、1300年もの歴史を誇る神田明神(かんだみょうじん)でも、犬のお祓(はら)いをしてくれます。
お祓いには、予約は必要なく、当日9時~14時の間で受付しています。
社殿には入れませんが、境内でお祓いしてもらえます。
ただ、混みあっている場合は、犬をはじめペットのお祓いを断ることもあるとのことです。
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ペット用のお守りは、肉球をかたどったメタリックタイプと、因幡の白うさぎをモチーフにしたチョーカータイプとがあります。
神田明神 | |
住所 | 東京都千代田区外神田2-16-2 |
電話番号 | 03-3254-0753 |
駐車場 | 若干数あり |
公式サイト | https://www.kandamyoujin.or.jp/ |
武蔵御嶽神社(東京都青梅市)
武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)で祀られているのは「おいぬ様」と呼ばれる二ホンオオカミ。
本殿には、ブロンズ製のニホンオオカミをかたどった狛犬(こまいぬ)があります。
そのため、愛犬の健康を願う人たちの参拝が後を絶たないそう。
祈祷は、予約不要ですが、正月から1週間は参拝客でいっぱいのため、犬を連れての参拝は遠慮しましょう。
愛犬を連れての初詣については、だいたい1月10日前後からとなっているようです。
お守りや形代(かたしろ)も販売されていますので、チェックしてみてくださいね。
武蔵御嶽神社は標高929mという高さにあり、関東一円を見渡せる「天空の神社」の異名も。
最高のロケーションでワンちゃんの健康を祈願しましょう。
武蔵御嶽神社 | |
住所 | 東京都青梅市御岳山176 |
電話番号 | 0428-78-8500 |
駐車場 | 御岳登山鉄道ケーブルカー滝本駅付近にあり |
公式サイト | http://musashimitakejinja.jp/ 愛犬のご祈祷 |
座間神社(神奈川県座間市)
「相模の飯綱さま」として座間市民に親しまれている座間神社(ざまじんじゃ)。
その一角にあるのが「ペットのための神社」である「伊奴寝子(いぬねこ)社」です。
伊奴寝子社の前には、狛犬ならぬ「犬」「ネコ」像が鎮座しています。
この像を触ると、願い事が叶うそう。
あらかじめ予約すれば、ペットの健康長寿や無病息災、病気平癒、交通安全、七五三など、飼い主の希望に応じて祈祷してくれます。
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お守りもかなりユニークで人気。
カプセルの中に名前を書いた紙を入れて、犬の首輪等につけておけば、迷子札兼お守りの役目を果たしてくれるというアイディア守りも。
犬をかたどったペット絵馬も人気で、神社の一角にはたくさんの絵馬が奉納されていますよ。
座間神社 | |
住所 | 神奈川県座間市座間1-3437 |
電話番号 | 046-251-0245 |
駐車場 | あり |
公式サイト | http://www.zamajinja.or.jp/ |
朝日氷川神社(埼玉県川口市)
住宅地の中に存在する朝日氷川神社。
「ペットも大切なご家族の一員」ということで、ペットのお祓(はら)いも積極的に行っています。
ペットのお祓いは午後のみで、あらかじめ予約が必要です。
初穂料は5000円から。
祈祷が終わったら、ペット用のお守りとおやつまで授与されますよ。
ペット用のお守りは男の子には青、女の子には赤。
ただし、正月三が日は参拝者で混雑するため、予約を受け付けていません。
また、境内に犬を連れて入る際には、ペットのトイレだけには気を付けてほしいとのこと。
マナーパンツの着用などを推奨されています。
朝日氷川神社 | |
住所 | 埼玉県川口市朝日1-3-15 |
電話番号 | 048-222-4437 |
駐車場 | あり |
公式サイト | http://asahi-hikawa.jp/ |
愛育神社(千葉県長生郡)
千葉にある愛育(めぐし)神社は、なんとペット専用の神社。
平成21年12月に開かれたまだ新しい神社ですが、動物のことを第一に考えてくれるペットのための神社なので、気兼ねせずにお参りできますね。
お祓いは、毎月第2・第3水曜日と木曜日に行われています。
「初詣ツアー」や「ペット七五三祭」などもあります。
祈祷希望の方は、事前に予約が必要。
もちろん、ペット用のお守りも充実していて、遠方の方は郵送にても申し込みも可能です。
お祓いや祈祷料、御賽銭の一部は、動物関連の支援団体へ寄付されています。
愛育神社 | |
住所 | 千葉県長生郡白子町2366-18 |
電話番号 | 0475-33-1703 |
駐車場 | 5台 |
公式サイト | http://megushijinjya.com/ |
日本七社 冠稲荷神社(群馬県太田市)
縁結びで有名な冠稲荷神社ですが、稲荷神社としては珍しくペット社殿があり、犬の御祈祷も受け付けています。
初穂料は1万円からとやや高めですが、その分、「茅の輪くぐり」や「魂振り(たまふり)」など、愛犬との良い思い出になるような式次第(しきしだい)が盛り沢山です。
巫女さんが記念撮影の手伝いもしてくれるという至れり尽くせりぶりで、愛犬家にはとても好評。
神札やお守り、絵馬、記念品などもいただけます。
肉球をかたどったお守りは、飼い主さんとペットとお揃いで持てるタイプとなっています。
日本七社 冠稲荷神社 | |
住所 | 群馬県太田市細谷町1番地 |
電話番号 | 0276-32-2500 |
駐車場 | あり |
公式サイト | https://kanmuri.com/ |
日光東照宮(栃木県日光市)
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世界遺産である日光東照宮も、犬と一緒に参拝できます。
日光東照宮を参拝するには、入場料が必要ですが、犬は入場無料となっています。
拝観券売り場で「犬を連れています」と伝えると、犬が入れる場所を記している地図を渡してもらえますよ。
基本的に犬が入れるのは、境内のみで社殿はNGです。
また、当然ですが、排泄なども決して境内でしないよう、参拝前に済ませておきましょう。
心配ならマナーパンツ着用を。
世界遺産なので参拝客は、いつ行っても多いと考えてください。
混雑している場所では抱っこするなど、配慮を求められます。
階段など段差のある場所が多く、砂利道もありますので、カートの使用は難しいでしょう。
日光東照宮 | |
住所 | 栃木県日光市山内2301 |
電話番号 | 0288-54-0560 |
駐車場 | あり(有料) |
公式サイト | http://www.toshogu.jp/ |
北海道・東北地方の犬と行ける神社
それでは次に、北海道・東北地方の犬と行ける神社をご紹介します。
西野神社(北海道札幌市)
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北海道札幌市にある西野神社も、犬と縁の深い神社として有名です。
まず注目してほしいのが、2005年6月に創立120周年を記念して建てられたという親犬を囲む12匹の犬の像。
12匹の前には、それぞれ干支が刻印されています。
「生まれてくる子供の干支の犬をなでて安産を、自分の干支の犬をなでて健康をご祈祷ください」という看板も建てられていて、安産祈願や健康祈願に参拝する方が多いです。
もちろん、犬の参拝も祈祷もOK。
祈祷の際は、社殿には入れないため、屋外で行います。
犬をかたどったピンクとブルーのお守りや、王道タイプもお守りも販売されています。
西野神社 | |
住所 | 札幌市西区平和1条3丁目1-1 |
電話番号 | 011-661-8880 |
駐車場 | あり |
公式サイト | http://nishinojinja.or.jp/ |
善知鳥神社(青森県青森市)
青森県にある善知鳥神社は、「うとう」神社と読みます。
青森屈指のパワースポットとしても有名な神社です。
こちらもペットとの参拝が可能。
ただし、神様のそばでは必ず抱いている事がペット同伴での参拝の条件とされますので、小型犬もしくは中型犬までの参拝がベストでしょう。
善知鳥神社 | |
住所 | 青森県青森市安方2-7-18 |
電話番号 | 017-722-4843 |
駐車場 | あり |
公式サイト | http://www.actv.ne.jp/~utou/ |
中部地方の犬と行ける神社
それでは最後に、中部地方の犬と行ける神社をご紹介します。
見付天神 矢奈比賣神社(静岡県磐田市)
「犬とゆかりのある神社」といってもオオカミを祀っているところが多い中、こちらの見付天神 矢奈比賣(みつけてんじん・やなひめ)神社は、本当に「犬」を祀っている神社として知られています。
鳥居の横には「霊犬悉平(しっぺい)太郎像」が鎮座していて、「霊犬悉平太郎伝説」は今も見付の町で語り継がれているそう。
もちろん、そんな見付天神 矢奈比賣神社では、健康祈願や病気平癒を願うペットの祈祷も積極的に執(と)り行っています。
予約制で戌(いぬ)の日に合わせて霊犬神社前で行うそう。
御神札(ごしんさつ)や御守、供物なども後日郵送してくれます。
ペット守りも貼るタイプやひもでしばれるタイプなど豊富ですよ。
見付天神 矢奈比賣神社 | |
住所 | 静岡県磐田市見付1114-2 |
電話番号 | 0538-32-5298 |
駐車場 | あり |
公式サイト | https://mitsuke-tenjin.com/ |
神祇大社(静岡県伊東市)
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静岡伊東にある神祇(じんぎ)大社もペットに優しい神社として有名です。
まず、鳥居をくぐると、ペット用の背丈の低い水場があります。
ワンコを抱きかかえて手を洗わせるのは、けっこう重労働なので助かりますね。
ペット用の絵馬やお守りも種類豊富です。
犬の形をした絵馬が、ずらりとかかっている姿は壮観ですよ。
そしてお守りを購入すると、その場で神楽鈴のお祓いを受けることができます。
ちなみに神祇とは八百万の神々のことで、天神地祇(てんじんちぎ)八百万神が祀られているとのこと。
ご利益ありそうですね。
神祇大社 | |
住所 | 静岡県伊東市富戸1088-8 |
電話番号 | 0557-51-5151 |
駐車場 | あり |
公式サイト | – |
穗高神社(長野県安曇野市)
犬とお参りができる神社として知られている穂高神社。
「リードを短く持つ」「糞尿をしない」「他人の迷惑となる行為をしない」など細かく規定はありますが、どれも犬連れ参拝の常識ばかり。
ペットにも人にも優しい神社と言えます。
犬の健康祈願も祈祷してくれます。
予約は必要ありませんが、必ず犬をケージに入れて祈祷を受けてください。
参拝者が多い時は、祈祷できないこともあるそうです。
穗高神社 | |
住所 | 長野県安曇野市穂高6079 |
電話番号 | 0263-82-2003 |
駐車場 | あり |
公式サイト | http://www.hotakajinja.com/ |
三光稲荷神社(愛知県犬山市)
三光(さんこう)稲荷神社は、犬山城のふもとにある歴史ある神社。
赤い鳥居がとても美しく、ピンク色のハートの絵馬がインスタ映えすると有名ですね。
犬山城は「犬」という名前がついているにも関わらず、犬の立ち入りが禁止されていますが、こちらの神社は、境内の前までは犬連れOKです。
肉球をかたどった、飼い主さんと愛犬とペアで持てる「ペットペアー守」も販売されています。
ちなみに、こちらの神社は、金運上昇を御祈願する方が多いのです。
「銭洗い池」でお金を洗うと、倍になって返ってくるという言い伝えも。
参拝するならぜひ!
三光稲荷神社 | |
住所 | 愛知県犬山市犬山北古券41-1 |
電話番号 | 0568-61-0702 |
駐車場 | 犬山城第1駐車場(有料) |
参考サイト | https://inuyama.gr.jp/sanko-s.html |
関東・北海道・東北・中部の犬と行ける神社は魅力的!
今回は、関東・北海道・東北・中部にある犬と行ける神社を特集しました。
動物のことを「けがれがある」と受け付けない神社がほとんどという中で、上記でご紹介した神社はどこも「ペットは家族」ということを深く理解してくれていましたね。
ロケーションが最高だったり、深い歴史があったり、またペット専用の新興神社だったりと、どの神社も魅力的でした。
神社巡りをすることで、犬との絆は、より深まるはず!
ぜひ、今度のお休みは愛犬と神社を参拝してみてくださいね。