人気の大型犬ランキング!種類ごとの特徴や性格について紹介
小さくて可愛らしい小型犬とは、また違った魅力を持っている大型犬ですが、人気の大型犬というと、どの犬種を思い浮かべますか?
従順で賢いので、海外では小型犬よりも人気がある大型犬。
今回は、10種類の人気犬種ランキングをもとに、特徴や性格をご紹介していきます。
大型犬の飼育を検討している方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
どんな犬が大型犬?基準は?
実は、大型犬の大きさに「正式な基準」はありません。
ここでは、一般的に知られている大型犬の定義を解説していきます。
体重
大型犬:25kg以上
40kgを超えると「超大型犬」と分類されることもあります。
また、大型犬とされている犬種でも小さめに育つ個体もいるので、与えるフードの量は犬種ではなく体重で計算すると良いでしょう。
体高
大型犬:60cm以上
体高というのは、犬の首元から地面までの高さを言います。
後脚だけで立ち上がると、人間より背が高くなる犬種もいます。
人気の大型犬ランキング
それでは、人気の大型犬ランキングとともに、種類ごとの特徴や性格をご紹介します。
血統書の発行などを行っているJKC(ジャパン ケネル クラブ)の犬種別犬籍登録頭数2018を参考に、現在人気の大型犬10種類をピックアップ。
ぜひ、あなたのお気に入りの大型犬を見つけてくださいね。
1位:ゴールデン・レトリバー
平均体重 29~34kg
ゴールドに輝く毛並みが美しいゴールデン・レトリバーが1位です!
もともとは、水鳥猟で撃たれた獲物を回収する役割をしていました。
その名の通り「レトリービング(回収)」することが得意なので、投げたボールやフリスビーを取ってくる遊びが大好きです。
性格は温厚でかしこく、しつけやすい犬種と言われています。
また、縄張り意識は低く社交的なので、家族以外の人にも愛想よく振る舞う親しみやすい犬です。
2位:ラブラドール・レトリバー
平均体重 30~36kg
ラブラドール・レトリバーは洞察力や作業力に優れているため、日本だけではなく世界各国で身体障害者補助犬や警察犬として活躍しています。
ゴールデン・レトリバーと同様に、猟で撃たれた獲物を回収する役割をしてきたことから、フリスピーやボール遊びが大好きです。
性格は優しく社交的で、成犬になっても子犬のような天真爛漫(らんまん)さが残っている子もいます。
従順で素直な一面もあるので、トレーニングをしやすい犬種です。
3位: バーニーズ・マウンテンドッグ
平均体重 36~45kg
バーニーズ・マウンテンドッグはとても温和で陽気な犬種。
周りを明るくしてくれる性格が魅力的です。
攻撃性も弱く温和な犬種ですが、家族以外の人に対してはやや人見知りする傾向があります。
若いバーニーズは、そのガッチリした体からは想像できないほど機敏に動きまわります。
4位: シベリアン・ハスキー
平均体重 21~28kg
シベリアン・ハスキーは、その強面な表情とは逆に、実はとてもフレンドリーな犬種です。
そのため、意外にも番犬には向かないとされています。
「シベリアン・ハスキーはバカな犬」という説がありますが、我慢強くかしこい犬なのできちんと特徴と性格に合ったトレーニング方法をすれば問題ありません。
5位:グレート・ピレニーズ
平均体重 50~60kg
フワフワの白い毛と大きな体がかわいいグレート・ピレニーズ。
もともとは、ヤギやヒツジなどの家畜をオオカミやクマから護る牧羊犬(ぼくようけん)をしていました。
そのため、見た目は優しく温厚そうに見えますが、警戒心が強いので番犬に向いている犬種です。
6位:フラットコーテッド・レトリバー
平均体重 27~36kg
成犬になっても、仔犬の頃から変わらない陽気さとフレンドリーさが魅力のフラットコーテッド・レトリバー。
細身ですが、とても体力がある犬種です。
作業意欲が高くて協調性もあるので、ドッグスポーツに向いています。
7位: ダルメシアン
平均体重 27~32kg
101匹わんちゃんで有名になったダルメシアン。
もともとは猟犬や牧羊犬、軍用犬として役割を担ってきました。
激しい作業にも耐えられる体力と持久力を持っている為、多くの運動量を必要とします。
一緒に生活をする家族に対しては陽気で明るい性格をしていますが、人見知りをする個体が多いのもこの犬種の特徴です。
8位: ボルゾイ
平均体重 34~47kg
その優雅な見た目と歩き方からはなかなか想像できませんが、もともとボルゾイは猟犬としてオオカミ狩りを担っていました。
走り出すと非常に早く、山道でもスピードを上げて走ることが出来ます。
性格は落ち着きがあり人懐こく、ほとんど吠えることがありません。
9位: ドーベルマン
平均体重 29~41kg
強面な顔と引きしまった身体が迫力たっぷりなドーベルマンですが、性格は落ち着いていて愛情深い犬種です。
防衛意識が強いことから、家族以外の人には警戒心を出すことがあります。
しかし、かしこく従順なのでトレーニングも入りやすく、信頼関係が築ければ良いパートナーになってくれます。
10位: ジャーマン・シェパード
平均体重 30~41kg
ジャーマン・シェパードは、その賢さと忠誠心・服従心に富む性格から、日本では警察犬や麻薬犬など様々な作業犬として活躍しています。
仕事以外では愛情深く穏やかな性格で、甘えん坊な一面もあります。
飼いやすい大型犬の種類の特徴
飼いやすい大型犬とは、どのようなタイプでしょうか?
特徴をまとめてみました。
社交的で温和なタイプ
ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバー、スタンダード・プードルなどは、攻撃性がなく社交的なので飼いやすいと言われています。
トレーニングを喜ぶタイプ
飼い主さんに従順で強い服従心を持つ犬種は、トレーニングに入りやすいので飼いやすくなります。
警察犬や補助犬を担う犬が、このタイプです。
一緒に楽しみながらトレーニングをすると、より良い関係を築けるでしょう。
飼いにくい大型犬の種類の特徴
それでは逆に、飼いにくい大型犬の特徴とは一体どんなものでしょうか?
飼いにくいとされている犬種の飼育を検討する際は、信頼できるトレーナーさんや飼育経験者からアドバイスをもらうことをオススメします。
体重が重い犬種
セント・バーナードやグレート・ピレニーズなど、身体が大きく体重も重いタイプは誰でも飼える犬種ではありません。
お散歩の際に、突然引っ張られたりして事故がおきないよう、いざという時に制御できる飼い主さんでなければいけません。
警戒心の強いタイプ
番犬や軍用犬として作られた犬種は、少し飼い方が難しくなります。
家族以外の人や犬への警戒心や攻撃性が強く出てしまうと、家族にとっても犬にとっても大きなストレスになってしまいます。
大型犬を飼うために必要な心構えは?
大型犬は見た目のとおり身体が大きいので、小型犬や中型犬に比べてお世話にかかる時間や費用も多くなります。
では、実際にどんな心構えが必要なのでしょうか?
フード代や医療費などの「お金」
生き物を飼うためには、お金がかかりますよね。
大型犬はたくさん食べるので、毎月のフード代も多くかかります。
与えるフードの種類にもよりますが、1日500gを目安で考えた場合、1ヶ月で約15kgのフードが必要になります。
また、毎年の予防接種に加えて、突然の病気や事故で、まとまった医療費がかかることもあります。
いざという時のために「愛犬貯金」をしておくのも良いかもしれませんね。
飼育するための「スペース」
大型犬は、外で見るとそんなに大きく感じないこともあり、いざ家の中に入ると「とても大きくてビックリ」ということも。
お家の中で犬がゆっくりくつろげるスペースは、確保出来そうですか?
また、体高が高いため、テーブルや棚の上に口が届いてしまうことがあります。
思わぬ事故につながってしまうこともあるので、飼う前にチェクをしておきましょう。
エネルギー消費のための「運動」
大型犬は毎日、朝晩1~1.5時間の散歩や運動が必要になります。
大型犬のほとんどは、猟犬や作業犬などを目的として作られているため、多くの運動量を必要とします。
運動をして体力を消耗する時間が減ってしまうと、エネルギーが有り余って問題行動を起こすようになってしまいます。
しっかり運動をして、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。
老犬になった際の「介護」
犬も人間同様に、歳をとると病気にかかりやすくなります。
自力では立てなくなってしまったり、排泄(はいせつ)面でも介護が必要になったりする犬もいるでしょう。
大型犬の介護は、想像以上に大変です。
自力で動けない場合は、抱えて移動しなければなりません。
大型犬の飼育を検討する際は、老後のことまで視野に入れておきましょう。
まとめ
人気の大型犬ランキングと種類ごとの特徴や性格は、いかがでしたでしょうか?
今回は、JKC(ジャパン ケネル クラブ)犬種別犬籍登録頭数2018から、現在人気の大型犬10種類のランキングをご紹介しました。
大型犬を家族に迎えるためには、しっかりとした準備が必要です。
リーダーシップをとって信頼関係が築ければ、犬は人生最高のパートナーになってくれるでしょう!